小畦立て播種で目指せソバ増収

2019年9月25日 [お知らせ]
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坂井地区農業振興協議会は8月10日、坂井市丸岡町の圃場でソバ小畦立て播種技術実演会を開きました。

ソバは転作作物として水田に作付けするため、湿害を受けやすく収量が不安定であることが長年の課題となっています。そこで福井県農業試験場は、播種機メーカーと小畦立て播種装置を共同開発。通常は播き溝を切り種子を落とし、土をかけて埋めるという工程で播種しますが、小畦立て播種では種子を地下に埋めず、地表面に並べて種子の両側から土を切り盛りして覆土し、排水溝と畦を同時に形成させます。種子の周囲に水が留まることが減り、湿害や立ち枯れ性病害の発生を少なくすることができます。降雨量の多かった2017年の現地実証圃試験結果では、試験を実施した県内6か所において、いずれの調査区でも出芽数および茎数が向上し、多くの調査区で収量向上効果が見られ、丸岡地区では通常播種した圃場と比べ、10a当たり14・7㎏、65%の収量増加となりました。

今年の播種実証圃で小畦立て播種をした岩崎聖さんは「普段通り作業するだけで難しいことはない。機械も高価ではなく小畦立て播種助成もある。従来の対策と併せて活用して収量増加に繋げたい」と期待を込めました。